1906年にアメリカ/ボストンにて「Arch Support Insole(アーチサポートインソール)」の開発や偏平足等を治療する矯正靴の製造メーカーとして、その長い歴史をスタートさせた「new balance(ニューバランス)」。
クラフトマンシップやヘリテージと言ったブランド本来の魅力を体現する「1000」「900」「500」シリーズは「new balance」のアイコニックな三本柱として多くのユーザーから愛され続けるだけでは無く、普遍的な価値と魅力を保ちながらスポーツブランドとして培ったテクノロジーを融合する事で新たな展開を魅せています。
そんな「new balance」が2016年に110周年の節目を迎え、クラフトマンシップを体現しながら真摯な姿勢で作り上げたMade in U.S.A.(メイドインUSA)、Made in England(メイドインイングランド)のプロダクトを通して”Made.(メイド.)”と言うキーワードと共に世界中のユーザーにブランドフィロソフィを提唱しながら、スポーティンググッズの世界で培ったテクノロジーを実用的に反映したMade in Asia(メイドインアジア)のニュープロダクトを交えてフューチャークラシックを創造して行きます。
1982年当時のスニーカーとしては高価な100$(当時1$=280円)と言う価格設定や"On a scale of 1000 this shoe is a 990.(1000点満点で990点に到達した)"のキャッチコピーで高性能をアピールする広告が大きな話題となり「M.C.D(踵部安定板)」を搭載する事で価格に見合う確かな「機能性」でタウンユースとしても絶大な人気を獲得した初代「990」。
それ以降も「new balance」が長年に亘って築き上げて来たタイムレスな魅力と実用的なテクノロジーを兼ね備えた「99X」シリーズは同ブランドの歴史を語る上で外す事の出来無い財産と言えます。
そんな「990」シリーズから1988年にリリースされ、国内産業の空洞化が問題視される中でアメリカ国内生産を貫き通した事でも注目を集めてシリーズの評価を不動の地位へと押し上げた傑作「996」。
昨今ではクッショニングフォーム「Revlite(レブライト)」を「ミッドソール」を搭載した「MRL996」がリリースされ、2015年には「WHIZ LIMITED(ウィズリミテッド)」と「mita sneakers(ミタスニーカーズ)」のコラボレートモデル、そして2019年には「mita sneakers」も参加した「CM996」の誕生を記念して日本を代表する6つのブランド/ショップとのコラボレートモデルがリリースされた「996 Collaboration Project(996コラボレーションプロジェクト)」が発表される等、時代のニーズにフィットした進化を魅せています。
そんなスタンダードモデルとして不動の人気を誇る「996」に実用的なエレベートを施した「CM996」の定番カラーがリストック。
1988年にMade in U.S.A.でリリースされていたオリジナルディテールを織り交ぜながら再生された今作はコンパウンド(硬度)の異なる「二層構造」の「EVA(エチレンビニルアセテート)」を用いる事で「軽量性」と「クッション性」を向上。
更に「安定性」を高める「アウトソール」パターンを採用する等、時代のニーズに答える再設計を施しています。
今作は「new balance」の代名詞であるオーセンティックなカラーを採用しながら「アッパー」マテリアルには上質な「ピッグスキンスウェード」と「通気性」を確保する「ナイロンメッシュ」そして、夜間の「視認性」に配慮した機能素材「リフレクター(回帰反射板)」を巧みに配する事でスタンダードモデル+αを具現化しています。
1988年のリリース以来「普遍性」と「機能性」で愛用者を魅了し続ける不朽の名品「996」。
スタンダードモデルをベースにモダンなブラッシュアップを施した今作をスタイリングに取り込んで見ては如何でしょうか。